【ニューヨーク共同】フィットネスジム「ゴールドジム」を運営する米GGIホールディングスは4日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請し、経営破綻した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業制限で財務状態が悪化した。自社所有のうち約30店舗を閉鎖して再建を目指す。
日本を含め世界に700近く展開するフランチャイズ店舗は、破産法申請の影響を受けないと説明している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200505-00000021-kyodonews-bus_all
今朝ニュースを見て、本当にびっくりしました。それと同時に、こんな不安がよぎりました。
大小あれど、僕と同じように衝撃を受けたトレーニーも多いのではないでしょうか?
簡単ではありますが、米ゴールドジムの破綻が及ぼす日本のゴールドジムへの影響とフィットネス業界への影響を考えていきます。
ゴールドジム破産の要点
- 再建型の倒産処理であり、破産ではないので事業は続く想定
- 日本を含め世界の約700のフランチャイズ店舗は影響を受けない
- サプライヤーやベンダーへの支払いは継続
- CEOは、今回の倒産処理は今後の存続の為と言及
これらは、ウォール・ストリートジャーナルでの記載されていたことを参考にしていますが、ざっくり言うとこんな状況です。
厳密に言うと、破産ではなく、会社を存続させながら再建を図るためのものとなります。
これはCEOが直接言及していることでもあるため間違いないでしょう。
そして、4000名を超える従業員への賃金支払いなども継続できるよう調整中とのことや、日本を含め、世界の約700のフランチャイズ店舗への影響も無いとのことが述べられています。
こういったこともあり、ひとまず日本のゴールドジムへの直接的な影響はないと思われます。
【再建型の倒産とは】
倒産手続には,前記の清算型だけでなく,法人・会社を存続させながら,その法人・会社の再建を図るという「再建型」の手続もあります。
https://www.houjintousan.jp/tousan/tousantetsuzuki/seisan-saikengata.html
しかし課題も
しかし、日本でもジム運営への課題が山積されていることは否めないでしょう。
今回の緊急事態宣言での自粛が続く中で、「ホームトレーニー層の拡大」や「衛生的に怖い」といった不安。
ジム利用のデメリットが拡大してしまっている状況は否めないかと思います。
特に、ゴールドジムは幽霊会員が8割ほどもいて、今回を機にこれらの層が一気に離脱するなどの懸念点も上がっています。
こういった課題を克服していかなければ、今後の経営が傾いていくこと可能性も大いにあるのでは?といった指摘も多く見られます。
まとめ
とりあえず、今回の騒動で日本のゴールドジムユーザーへの影響はそこまでないと考えて良いと思います。
しかし、一連の新型コロナウイルス関連の影響で今後のジム通いへの思いを再考させられている層が多くいることは、念頭に置くべき点です。
多くの選択が個人の判断によってくるところだとは思いますが、少しでも早く今までの日常が戻ってくることを願ってやみません。
どうかみなさんも、ご自愛ください。