今回はパパッと雑感を。
先日、会社で仕事をしている時、こんな会話を聞きました。
「筋肉とかつけたくないからプロテインは飲みません・・・」
はじめに
あらかじめ伝えておきますが、今回書くような人を、否定しているわけではありません。
むしろ、栄養学や生理学を学ぶ場がほとんどの人には提供されていないこと、
学ぶ場がないのだから、知らないことが多い。これは仕方のないことだと思っています。
しかし、
- 自分の体がどのように作られているのか
- どのように機能しているのか
- どのような栄養素をとれば正常に機能するのか
これって健康に生きていくため、知っていて損はないと思うんです。
むしろ、義務教育で習う一部の授業よりも大切だとさえ思います。
こういった土台があってこそ、オンもオフも含めて、より多くのことを充実させられると思うんです。
僕は教師を目指していた時もあり(違う道に進んだ今もその気持ちはちゃんとあります)、英語で中高の教員免許を取得しています。
そんな僕ですが、英語を教えることよりも、生き方、そして栄養学とか生理学といった、全ての人に必ず関係することの方が大切だと思っています。
教育委員会がこの分野を義務教育で導入するというなら、間違いなくその道に進みます。
それくらい、この先の未来を背負ったこどもたちにとっても、いえ、全ての世代の人々にとって、とても大切なことだと思っているのです。
なので、こういった知識が拡がってくれればいいなという想いを込めて、発信をしています。
筋肉とかつけたくないからプロテインは飲みません
では本題のエピソードに移っていきます。
先日、会社でこんな会話を聞きました。
女性A:
なんか痩せたねBちゃん
女性B:
最近ダイエットしてるんですよ
でも、毎食サラダだけだからすぐお腹が空くんですよー
女性A:
えー大変だねー。あまり無理しないようにやりなよー
女性B:
はい!
女性A:
プロテインとか飲んでダイエットしている人いるけど、どうなんだろうね?
女性B:
私は筋肉とかつけたくないからプロテインは飲みません
まず、年頃の女性の会話に耳をそばだててしまったことは深くお詫び申し上げます。
他意はありませんのでどうかご容赦ください。
このケースでの問題
僕の少しコアなブログをいつも読んでくださっているかたなら、この会話を聞いただけで何を伝えたいのかはお察しいただけると思いますが、まずは、
- これではただの栄養失調
- プロテインの認識が間違っている
という2点をお伝えしたいです。
伝えたいことはその他山ほどありますが、まずはここが基礎となる部分かなと思っています。
サラダだけでは栄養が足りない
まず、野菜にはほぼ栄養がないと言っても過言ではありません。
もちろん、ものにもよりますが。
特に野菜はビタミンなどが豊富と思われがちですが、思った以上に含有されていません。
むしろアスリートやトレーニーにとっては野菜からそれらを補おうと思ったらとんでもない量を食す必要があります。
その他、タンパク質という身体を構成するうえで最も重要な栄養素をほとんどとることができません。
タンパク質の重要性については、ぜひ以下を見てみてください。

カロリーは少ないので、確実に体重は落ちます。
ですが絶対に健康状態は悪くなってしまいます。
痩せたい気持ちはわかりますが、どうか元気なまま痩せてもらいたいのです。
※一応補足ですが、野菜の栄養価が過去と比べて減っているということが最近言われますが、具体的根拠はないです(以下論文より)
プロテインは筋肉増強剤ではない
プロテインを飲んだら、筋肉がつくという考えは大間違いです。
そもそもプロテイン=タンパク質です。
それにもかかわらず、会話に出てきた女性のように、全く知らないかたは、
プロテイン=ステロイドのような認識となっているのかなと思っています。
トレーニングをし、タンパク質合成が活発になるがファーストステップ。その時に、材料となるタンパク質が必要です。
必要量が思っている以上に多いのでプロテインを活用するのです。
また、トレーニングをしないかたであっても、筋肉はもちろん、皮膚、髪の毛、爪に至るまでタンパク質からできています。
それらの材料を積極的に摂取することは必要ではないでしょうか?というのが僕の意見です。
もちろん、食事から十分な量のタンパク質を摂取できているのであれば、問題ありませんが。
ちなみに、僕が1日に必要だと思うタンパク質量はこちら。
・最低限必要:0.8~0.85g/体重kgあたり
・一般的な健康:1.1~1.4g/体重kgあたり
・適度な運動:1.4~1.8g/体重kgあたり
・健康的な減量:1.4~1.6g/体重kgあたり
・高度な運動パフォーマンス、筋肉増加:1.8~2.2g/体重kgあたり
・1日を通してしっかりと、必要量を摂取する
色々な文献をもとに個人的な見解を出しました。
詳細が気になるかたは以前の記事をご覧ください。

Influence but not Teach
教えるではなく、影響を。
僕は新しいことを学ぶことやリサーチが大好きで、書くことも好きです。
せっかく色々と調べて学んでいるのだから、より多くの人に共有したいという想いで、このように発信することにしました。
しかし、自分の発信することが全て正解であるとは思っていません。
僕が歴史で習った鎌倉幕府の成立年は、1192年でしたが、現在の日本史では1185年とされることが多いです。
(イイクニがイイハコらしい)
これと同じで、日々新しい情報が出てきて、アップデートされていくのです。
大切なことは、なぜ今自分がそう考えているか、根拠を持って意見を述べられるかだと思っています。
なので、僕は全ての記事を書くにあたって、しっかりリサーチし、自分なりに納得して、みなさんに有益な内容になるよう努めて書いています。
ここには、何かを教えたいという想いはありません。
僕が持つ情報を精一杯お伝えし、みなさんに感じてもらい、ご自身で何が真理であるのかを考えてもらいたいのです。
そうやって真理を探求することが、人生をより豊かにすると思っています。
まず、僕自身が行動することで、みなさんに良い影響を与えられるとを信じ、これからも発信していきます。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたしますmm